京焼作家、五代目清風与平さんによる煎茶碗。
染付けで魚が描かれています。
五代目与平、初期の頃の作品。
素朴な作風で、古伊万里のような時代物のような深い味わいを感じさせてくれます。
やや厚手の生地、生成りの白磁、躍動的な魚、上下に縁取られた乱れのある呉須線など、シンプルなデザインの中にも、溢れ出す与平さんの才能が伝わってきます。
文人趣味の作風が多い与平作品にあって、この作品は安南手のひとつ。
古くベトナムの雑器に見られた安南手は、ざっくりとした厚手の陶器に、魚やとんぼ、花など身近なモチーフを染付けで単純に描いています。
技術も乏しく、あくまでも生活雑器として作られていましたが、作為のない仕上がりやいきいきと描かれたモチーフからは、力強い生命力が伝わってきます。
自由闊達な与平さんの作陶ぶりが見えてくるような一品。
現品限りでございます。
商品サイズ: 直径 8.0cm 高さ 5.0cm ※こちらの商品はひとつひとつ手作りのため、サイズは多少の誤差があります。
作:清風与平京都・清水焼(日本製)
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ショップ | 京都の和食器・陶器専門店 銀葉 |
税込価格 | 55,000円 |